短期間ダイエットの注意点を紹介するのに、サブタイトルが“やってはいけない短期間ダイエット法”ではこんがらがるかもしれませんが、いくつかある短期間ダイエットの中でもやってはいけないダイエット法があります。
これから紹介する短期間ダイエットには、なるべく手を出さないように注意しましょう。
1日1食、もしくは2食というように、食事を抜くことによって摂取カロリーを抑えようとするダイエット法です。
カロリーの摂取量が減ればダイエットできるのでは?と思うかもしれませんが、人の体は単純にカロリーの摂取量のみで痩せるようにはできていません。
食事と食事の間隔が必要以上に開いてしまうと、脳が「飢餓状態にある」と誤った認識をしてしまいます。人の体は「飢餓状態」にあるときは、少しの食事でもしっかりと体に蓄えようとします。
すると、日常生活で消費されるカロリーが減り、さらには脂肪にどんどんカロリーを蓄えていってしまうのです。その結果、体は少しの食事でも太りやすくなる体質へと変わってしまいます。
食事の量が少ない、または間隔が開きすぎる
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脳が「飢餓状態」と誤った認識をする
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少ない食事量でも生き延びるために、食べていくそばからカロリーを脂肪に蓄え始める
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基礎代謝が下がり、カロリー消費が減る上、少し食べただけでも脂肪になってしまう
食事抜きダイエットは、すぐに体重が減って結果が目に見えると思うかもしれませんが、かえって“太りやすい体”になってしまうダイエット法です。一時しのぎはできても、その後のリバウンドで太ってしまうこともありますから、これは避けたい短期間ダイエット法です。
りんごダイエットやゆで卵ダイエットなど、一時期流行ったダイエット法です。このダイエット法も一時は体重が減ったように見えますが、栄養の偏りから脳が「飢餓状態」と誤った認識をしてしまいます。
この飢餓状態からの溜め込みモードへの変化は、先ほどの「食事抜きダイエット」と同じように太りやすい体質になり、普段の食事に戻した途端にもっと太ってしまう、という結果を生みだしかねません。
さらに、単品ダイエットの場合は、体を維持するために必要な栄養素のバランスが大きく崩れます。そのため、肌が荒れたり、便秘をしがちになったり、貧血をおこしたりと、デメリットがとても多いのです。
以上2つの短期間ダイエット法は、一時的には体重が減っても、“体質が太りやすくなる”あるいは“リバウンドの可能性が高い”などの理由で、なるべく避けて欲しいダイエット法です。
※“○○ダイエット”と名前が付くものでも、栄養バランスを意識した上で行えば、良い結果が出る場合もあります。あくまで、過度な食事制限を行うのがいけないという話であって、これらのダイエット法を100%否定しているわけではありません。
短期間ダイエットの話なのに長期で考えるってどういうこと?と思うかもしれません。ここで視点を少し変えます。
ダイエットにとって一番の課題は何でしょうか? 答えは「リバウンド」をいかに防ぐかということです。そして、短期間ダイエットで一番の敵もリバウンドになります。
目標体重に達した場合、多くの人はそれまでの短期間ダイエット法をすぐにやめてしまうでしょう。けれども、それこそが短期間ダイエットの罠とも言えるポイントです。
短期間ダイエット法の多くは、少し無理に食事制限をするものが多いです。そうすると、体の栄養バランスが崩れ、基礎代謝が低くなっている場合が多くなります。
そんな状態でダイエットを始める前の食事に戻してしまうと、消費されるカロリーと摂取するカロリーのバランスが大きく崩れ、一気に太ってしまいます。
そこで、短期間ダイエットで目標体重に達した後も、すぐに食事を元に戻さずに、カロリーコントロールを上手に行いましょう。
また、運動を取り入れることによって最終的に元の食事量に戻しても、消費カロリーと摂取カロリーのバランスが崩れることがなくなります。ぜひ運動を取り入れてください。
短期間でも痩せたいと思ってダイエットに挑戦したのですから、その気持ちを忘れずに、時間をかけて“太りにくい体質”へと改善していくことを考えましょう。
そうすれば、短期間で痩せた体重を維持しながら、充実した食事を取れるようになります。
ダイエットのうたい文句で、このダイエット法で“1週間で5kg落ちた!”、“1ヶ月で10kg落ちる!”など、そんな文言を見たり聞いたりしたことはありませんか?
そのうたい文句を見た時には、警戒してください。人の体には落としていい体重のペースというものがあります。このペースを守らずに減量すると、リバウンドどころか、最悪は病気になってしまう可能性もあります。
では、どのくらいが適正な減量
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